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【メンタルを改善】メンタルがやられる介護職員のためのメンタルヘルス術

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ほしくず

生活相談員(社会福祉士,介護福祉士,介護支援専門員,実習指導者) デイサービス、ショートステイ、特養の生活相談員を15年以上経験して感じた相談員の楽しさ、業務に役立つ情報、楽しく働くコツをわかりやすく解説。現役だから分かる仕事のテクニックや情報をお届けします。

 こんいちは、ほしくずです。

 今回は、何かとストレスが多い介護現場における介護職員のメンタルヘルスについて解説していきます。

 こんな悩みありませんか?

介護のメンタル不調

・なんだか元気が出ない

気持ちが沈んでやる気が起きない

・気持ちがモヤモヤしている

 「日々、認知症の方に関わってメンタルがやられている」「人間関係が悪くて相談相手がおらず、心が辛い」

 メンタル不調を甘く見てはいけません。私も過去2回うつ病と診断され、休職した経験があるからこそ、ぜひ知っておいてもらいたいと思っています。

 そういったメンタル不調を抱えている方にぜひ読んでほしい。

この記事の内容

・メンタル不調を自覚し、回復する方法

 メンタル不調を改善する一番の方法は、「積極的にダラダラして何もせずに休むこと」です。

 今回の記事では、自分のメンタル不調に気づくための方法と気づいてからの対処法を解説していきます。

自分のメンタル不調を確認する

 「メンタル不調」や「メンタルがやられている」とは、うつや抑うつ状態にあることです。

 精神的ストレスや肉体的ストレスにより、脳がうまく機能しない状態に陥っていることを指します。

メンタル不調

脳の神経伝達物質が枯渇し、心が病んでいる状態

 メンタル不調は、心の不調よりも身体の不調が先に現れます。

 心当りはありますか?

身体の不調

・頭痛

・耳鳴り

・膀胱炎

・帯状疱疹

・まぶたの痙攣

 これらの症状が出ている場合、身体が悲鳴をあげている可能性があります。

 この状態を無視して、無理に頑張り続けると、いつしか限界値を超え心が病んでしまいます。

4つの確認項目でメンタル不調をチェック

 メンタル不調に陥っているかを確認する4つの項目について解説します。

メンタル不調4つの確認項目

1,気分が晴れない

2,好きなことに取り組めない

3,3大欲求が弱っている

4,やる気がおきない

 いずれの症状においても、2週間以上継続している場合、メンタル不調の可能性が高くなります。

メンタル不調確認項目1:気分が晴れない

 いわゆる心がモヤモヤしている状態です。物事を進める意欲が湧かず、何をしても気分が明るくならない状態です。

 単なる寝不足や休み明けの月曜日のような気分ではなく、とにかく胸に何かがつっかえたような感じや漠然とした不安が、常に心の中にあるような状態が続いているようであれば、要注意です。

メンタル不調確認項目2:好きなことに取り組めない

 好きなことって、寝る間も惜しんでやっちゃいますよね。私もゲーマーで、特に『スプラトゥーン3』は、暇さえあればプレイしてしまうほどゲーム好きです。

 好きなアーティストの動画を見たり、趣味の釣りに没頭したり、それぞれ皆さんの中にも大好きなことってあると思います。しかし、メンタル不調になると、好きだったはずのことが楽しめなくなり「横になりたい...」「なんだか疲れた...」という気持ちに支配されます。

 私もうつ病だったころは、ゲームをしていても楽しめず、負けたりうまくいかないとすぐにイライラしてしまい、全く楽しめなかった時期がありました。

 好きなことに取り組めない、楽しいと感じることができなくなっている場合は注意が必要です。

メンタル不調確認項目3:3大欲求が弱っている

 3大欲求とは「睡眠・食欲・性欲」です。

 まずは「睡眠」についてです。「スムーズに眠りにつけているか」「途中で目覚めることはないか」「やたらと早起きになっていないか」「よく眠れたを感じることができているか」を確認しましょう。

 メンタル不調時は、睡眠の質が下がります。私もうつ病を発症する前は、なかなか寝付けずあっという間に朝がきてしまい、毎日朝がくることに恐怖を感じていました。

 

 次に「食欲」です。「いつも通りの食事をきちんと摂れているか」「おいしく食べれているか」を確認しましょう。

 メンタル不調になると、食事量が低下したり、美味しいと感じていたものが感じられなくなったりします。食事を楽しめていない状態であれば注意が必要です。

 

 最後に「性欲」です。メンタル不調時は性欲が下がります。また、抑うつ状態が改善しても、性機能障害は残る可能性もあるため注意が必要です。

メンタル不調確認項目4:やる気が起きない

 常に怠い、人と話をするのが億劫、LINEを返すのさえ面倒くさい。

 洗濯や片付け、何をするにもやる気が起きない。

 こういった状態は、メンタル不調です。

メンタル不調を自覚したときの相談相手

 メンタル不調を自覚したら、とにかく自分だけで抱え込むことは避けましょう。必ず誰かに相談することが重要です。

相談相手

・友人、同僚、家族

・職場の上司

・心療内科などのクリニック

 下にいくほど、相談するハードルは高くなります。相談相手に拘らなくても、たまたま話を聞いてくれる人でも構いません。

 相談しなきゃという気持ちがまた焦りを生みますので、「聞いてくれる人がいたらラッキー」くらいの気持ちでいましょう。

相談相手1:友人、同僚、家族

 最も相談しやすい相談相手です。弱音、愚痴、文句、聞いてもらえるだけ聞いてもらいましょう。

ポイント

話すと元気になれる

 話すことで気持ちが落ち着いたり、スッキリすることもあります。

相談相手2:上司

 直接的に仕事に関わるうえで、上司にも理解をしてもらう必要がある場合、相談相手になります。

ポイント

・理解のある上司なら、仕事負担の軽減につながる

・理解が得られない上司だと、さらに上の立場の人間に相談しなけれなならない

 上司への相談は、友人・同僚・家族よりも相談のハードルが高くなります。

 その上の上司となると、直属の上司を飛び越えるわけですので、さらにハードルが高くなります。

 しかし、うまくいけば配属や仕事量を配慮してもらえる可能性があります。

相談相手3:心療内科などのクリニック

 心療内科への受診は、一番ハードルが高いと感じる方が多いと思います。

 心療内科を受診するということは、自分がメンタル不調であることを自覚しなければならず、気持ちの整理ができていないと「自分はダメな人間なんだ」「メンタルが弱い人間なんだ」と自分を責めてしまう可能性があります。

 しかし、受診することができれば、早期回復の可能性が高くなります。

ポイント

・診断書を書いてくれる

・治療をしてくれる

 メンタル不調は、早期受診早期対応が重要です。

 私は、限界まで働いたため、2年以上通院することになりました。思えばもっと早く休職などの対応ができたと思います。

メンタル不調を改善するには休むことが一番

 メンタル不調を改善するには「しっかりダラダラと休むこと」が一番です。

 「しっかり」と「ダラダラ」、一見矛盾していますが、ここが超重要です。

 真面目な人ほど、休んでいる自分を責めたり、仕事のことを考えたりしてしまいます。これが、メンタルに一番よくありません!

 メンタル不調は、自分が想っている以上に頑張ってしまった結果です。とにかくしっかり休むこと、そのあとの事はそのあとで考えればいいのです。

 もし、つらい気持ちが強いのであれば、迷わず有休とっちゃいましょう

休むことのメリット

 メンタル不調は、脳の神経伝達物質が枯渇した状態です。これを回復にないことには、メンタル不調は改善されません。その方法が休むことです。

ポイント

セロトニン➡不安やイライラを改善

ノルアドレナリン➡やる気を引き起こす

ドーパミン➡心地よさ、快楽を感じる

 休むことにより、これらの神経伝達物質が徐々に回復していき、また元気に働けるようになります。

 「何もできない」「やる気がでない」時は、迷わず休みましょう。

それでもメンタルが改善しないときの対処法

 休んでもメンタルが改善しなかったり、復帰後もすぐに同じような状態に陥るようであれば、そもそもその職場があなたにあっていない可能性があります。

 そんなときは、迷わず転職しちゃいましょう。人生のほとんどの時間を過ごす職場が、あなたにとって居心地が悪ければ、それは苦痛でしかありませんし、良い仕事はできません。

転職のメリット

・給与が上がる可能性がある

・気持ちをリセットできる

・新しいことに挑戦できる

 介護職員は、どこの事業所にも求められている専門職です。

介護の転職なら『カイゴジョブ』

 転職も勇気がいるかもしれませんが、新しい自分を発見できた利、気持ちのリセットができたり、前向きに進むことができるチャンスでもあります。

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