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【生活相談員のメンタル】仕草でわかる相談者の心理について解説

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ほしくず

生活相談員(社会福祉士,介護福祉士,介護支援専門員,実習指導者) デイサービス、ショートステイ、特養の生活相談員を15年以上経験して感じた相談員の楽しさ、業務に役立つ情報、楽しく働くコツをわかりやすく解説。現役だから分かる仕事のテクニックや情報をお届けします。

 こんにちは、ほしくずです。

 生活相談員は、相手の話を聞き、その言葉の裏にある想いや潜在的な課題を引き出し、共に課題を解決していくことを業務としています。

 「生活相談員の心理テクニック」では、その業務で役立つ人の心理に関する情報をお届けします。

この記事の内容

・なぜ腕組みをするのか⁉

・腕や手の動きでわかる本音

生活相談員に必要な態度

 では、さっそくいきましょう。

人は、なぜ腕組みをするのか⁉

 話をしながら腕組みをする人、お店などで腕組みをしながら店内を回る人を見かけたことがありますよね。

 腕を組むという行為には、その人の心理がかくれていると言われています。

腕を組む心理

「腕を組む」という行為には、「壁」を作ろうとする心理がかくれている

 「相手との距離を保ちたい時」「店員に話しかけられたくない時」に腕組みをするのは、自分と周囲との間に壁を作り、パーソナルスペースを守ろうとする心理が働いているのです。

 つまり、緊張や不安を感じている場合や相手に苦手意識を持っている場合に、腕組みをしやすいということです。

腕や手、脚の動きにも表れやすい

 腕を組む行為以外にも、「腕を触る」や「手のひらを見せる」、「脚を開く」などの行為にも、不安や緊張、相手に対する拒絶反応が表れることがあります。

 基本的には、身体のどこかを隠そうとしたり、見えにくいようにしたりする行為には、そういった心理が隠れていることが多くあります。

腕や手、脚の動きでわかる本音

 腕組みには、自分を守ること、パーソナルスペースを広げるという心理が隠れていることをお話ししました。

 腕や手、脚の動きには、その人の本音が隠れている場合があるので、その動きに意識を向けると、相手の本音を見抜く人が得られるかもしれません。

 これらの行為は、必ずしもネガティブな意味だけが隠れているわけではありません。その行為によって「好意的」なのか「居心地の悪さ」を感じているのかを知っておくことが重要です。

好意的な動き

 ここでは、好意的な腕や手、脚の動きについて紹介します。

好意的な動き

・腕や手の指を広げている

・手のひらを見せている

・脚が開いている ※男性の場合

・つま先や膝の向きが自分のほうを向いている

 腕や手の指を広げている時は、相手がリラックスして心を開いている状態です。

 手のひらを見せる行為は、隠しごとができないタイプの人間か、相手に好意的な気持ちを持っている場合があります。

 男性が脚を開いて座っている場合は、精神的にリラックスしている状態です。

 つま先や膝の向きが自分のほうを向いている場合は、自分に関心を持ってくれている心を開いている状態です。

 このように、腕や脚を開いている状態を「オープンポジション」といい、リラックスしている時や心を開いている時にする行為です。

居心地の悪さや不安、緊張している動き

 次に、居心地の悪さや不安や緊張を感じている場合の動きを紹介します。

居心地の悪さ、不安・緊張がある動き

・腕を組んだり、握りこぶしを作っている

・手をこする

・手を机の下やポケットに入れて見えないようにしている

・脚を組んだり、膝をぴったりとつけている

・脚を頻繁に組みかえる

・脚を前に投げ出している

 腕を組んだり、握りこぶしを作っている人あるいは脚を組んだり、膝をぴったりとつけている人は、緊張や警戒、拒絶感が表れている状態です。普段からよく腕組みをする人は、警戒心が強いタイプの人である場合があります。

 手をこする行為は、会話やその他のコミュニケーションに対して動揺している状態です。

 手を机の下やポケットに入れて見えないようにしている場合は、隠しごとがあったり、自分の気持ちを知られたくないという気持ちが働いています。

 脚を頻繁に組みかえる人は、身体を動かすことによって、血流を改善し、緊張を和らげようとしている場合があります。

 脚を前に投げ出している人は、退屈している状態です。

 このように、身体を内側に向けたり、手や脚を交差させることを「クローズドポジション」といい、緊張感や警戒感、拒絶感を持っている状態です。

相手の言葉や動きに意識を向ける

 ここまで、好意的な心理が表れる「オープンポジション」緊張や不安、警戒感が表れる「クローズドポジション」について解説してきました。

 生活相談員は、目の前の相談者の言葉だけでなく、細かなしぐさや動きに意識にも意識を向け、相手の心理状態に合わせた関わり方をすることが大切です。

相談者の心理に合わせた関わり方

 施設に相談に来られた方や事前訪問などで自宅にお邪魔した時の相手の表情やしぐさに合わせた対応をしましょう。

 初対面の場合、多くの人は緊張されている状態です。「介護のことで頭がいっぱい」であったり「話を聞いてもらえるか」不安であったり、最初から心を開いて話してくれる方はいません。

 「クローズドポジション」である場合がほとんどです。そんな相談者に、いきなり施設や手続きの説明、状態確認などを行っても、スムーズに話が進まず、信頼関係を作ることはできません。

 そのような場合には、雑談やオープンクエスチョンから入ると相手も話しやすくなります。まずは、相手の緊張を解くことから始めましょう。

 

 ある程度、信頼関係ができてくると、「オープンポジション」に変わってきます。緊張がほぐれてきたり、不安が解消されてくると、相手も本音で話をしてくれるようになりますので、より具体的な相談に入っていきやすくなります。

生活相談員は、常にオープンポジションを意識する

 人は無意識のうちに、相手のしぐさからメッセージを受け取っています。相手が緊張している時や気持ちを向けたいと想っている時、警戒心を解きたい時は、オープンポジションを意識して、ゆったりとした動作や柔らかい表情を心がけましょう。

 生活相談員の基本は、相手の話を聴くことです、相手が話しやすい環境を自ら作り出すことは、生活相談員に必要なテクニックのひとつです。

 相談者だけではなく、職員に対してもオープンポジションを意識して、話しかけやすい、相談しやすい存在であることを意識しましょう。

まとめ

 いかがだったでしょうか?

 今回は、人が無意識のうちにやりがちな腕組みや手や脚の動きから読み取れる、人間の心理(本音)について解説してきました。

本記事のまとめ

・好意的なオープンポジション

・緊張、不安、警戒心からくるクローズドポジション

・生活相談員が相手の表情やしぐさの意識を向ける重要性

・生活相談員は、常にオープンポジションであること

 相手のことを理解する上では、表面上の言葉だけでなく、表情や細かなしぐさに目を向けることが重要です。

 ぜひ、明日からの業務に役立ててください。

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